北海道の旅
今朝 北海道から帰ってきました。1週間の旅でした。前半は登山ガイド資格取得の為の雪崩対策技術講習会です。上富良野の三段山付近での講習で、机上・実技と連日夜9時まで続きます。写真は宿舎「バーデンかみふらの」から見た三峰山・上富良野岳です。下右は富良野岳山頂のアップです。
1日目は雪の観察及びコンプレッションテスト・ビーコン捜索の実技講習でした。
2日目は実践ということで三段山の1330m付近までルートガイディングしながら登ります。
前十勝をバックした講習場所です。積雪深は2.5m位ありましたが、上部1.5mまで層の中には弱層は確認できませんでした。安定した雪でしたのでこの斜面を下り、対岸の尾根に移動し吹上温泉にルートガイディングをしながら下山いたしました。
最終日は天気はよくありませんでしたが、セルフレスキューということで4パターンのシナリオで実践さながらで行いました。それぞれリーダーを交代しながら遭難者の救出を緊張感を持って取り組みました。複数埋もれている場合はトリプルアンテナのビーコンは素早く発見できます。最後に筆記試験もあり常に緊張感のある講習会でした。講習内容を復習する意味で2/20山水会のメンバー対象に伝える予定です。さてその後はせっかく冬の北海道に来たのですから、還暦祝いも含めて道内観光をしてきました。北海道フリーパスを利用して網走の流氷・旭川冬祭り・サロベツ原野・札幌雪祭りを見て廻りました。どこへ行っても中国人観光客が多いです。天気に恵まれた良い旅となりました。
一番上のイルミネーションは乗り継ぎで降りた新得駅前です。知床斜里からは流氷ノロッコ号に乗り、網走からは砕氷船オーロラ号に乗船です。平日でも物凄い混雑です。流氷が沖に離れていましたが、でも流氷帯に入ることができ満足でした。今回乗った列車で一番良かったのが特急「オーホーツクの風」です。DVDの上映や音楽もイヤホーンで聴けます。そして旭川冬祭りは夜の鑑賞となりました。特に氷での彫刻世界コンテストの作品づくりもしておりました。
サロベツ原野では一軒宿「あしたの城」に宿泊し、原野をスノーシューで歩き念願だった冬の利尻を見ることができました。冬場はなかなか姿を見ることができないそうです。運がよかったようです。翌日「スーパー宗谷号」で札幌まで移動です。
札幌雪祭りはあまり感動もなく、人ごみのなかをただ歩いて進んだだけでした。スノーボードの大会までやっていました。混雑する札幌駅から苫小牧まで最後の列車「特急すずらん号」に乗り、そしてフェリーにて今朝帰八いたしました。