山岳ガイド試験に挑戦
26日と27日の2日間、(社)日本山岳ガイド協会の「山岳ガイド」認定試験を受験してきました。ガイドの種類は「国際山岳ガイド」「国際アスピラン・ガイド」「登攀ガイド」「山岳ガイド」「登山ガイド」「自然ガイド」に分かれています。私が受験した「山岳ガイド」は国内の困難な岩壁、氷壁ルートを除き、全ての地域で季節を問わずガイド行為が出来るとなっています。ちなみに受験者数は「山岳ガイド」8名、「登山ガイド」32名、「自然ガイド」2名でした。山岳ガイド受験者だけは26日、奥多摩で装備・体力・技術の実技適性検査がありました。奥多摩駅(330m)から大岳山(1267m)・馬頭刈山(884m)経由で軍道までの約19kmを標準タイムの8割以内で歩くことが要求されました。荷物は下山後すぐに行われる登攀装備を含め13kg程度背負って早足登山です。非常に蒸す中、50分歩行で10分休憩の間隔で歩きますが、発汗が激しく熱中症の恐れがあり休憩毎に水分・塩分補給とエネルギー補給です。最後まで脱落しませんでしたが、こんなキツイ山登りをしたことは今まで記憶がないです。いつ足が攣ってもおかしくない状況でした。
駅から直接歩きます。途中綺麗な渓谷を渡り、登山口です。一般の登山者も沢山登っています。
最初は写真を撮る余裕もあったのですが、途中からはひたすら前を歩く人に遅れをとらないよう必死に歩くだけでした。昼の大休止もなく、アップダウンのあるコースを歩き続けます。昨年までは2時間程度の歩きだったので体力判定が難しいとのことから、今年から長丁場となったようです。
当日のホテルは市ヶ谷にとりましたが、トリプルの部屋に一人でした。あまりに疲れ過ぎて逆に眠れなかったです。27日はいよいよ筆記試験です。4科目の試験と小論文です。この1次試験に合格すれば、あと計5回の実技検定試験が立山、剣・奥多摩・北海道・八ケ岳・白馬で行われます。還暦間近の人間が受ける資格ではないような気がしてきました。
今回は経費節減の為、行きも帰りも格安のオリオンバスを利用しました。4列シートなので少々窮屈な気がしました。でもシリウス号に比べたら可なり安いです。試験の結果は1ケ月後です。