雪崩とレスキュー講習会を実施
本日七戸スキー場にて雪崩とレスキューの講習会を実施しました。参加者は18名で内容は弱層テスト・ビーコンの使い方・転落者の引き上げ・橇の作り方・梱包及び搬送について皆で熱心に取り組みました。
弱層テストは積雪が55cmしかなく、一応シャベルテスト及びコンプレッションテストのやり方を説明する。ビーコンの使い方については発信側をザックに入れ探し当てることでビーコンの有効性を認識してもらった。
続いて半マスト結びによる引き降し・懸垂下降を行ない、そしてスキーを埋め込み引き上げ支点として、急斜面から転落者を引き上げる講習を行う。器具を一切使用せずマッシャー結び及びクレムハイスト結びにて1:3の滑車システムを作り引き上げします。
昼食後スキー2本による橇の作成です。シャベル・ストックを使用し、7mmロープにて堅固に作ることができます。テール部にも穴があればベター。
その後はツエルトにて包み、グローブヒッチにて何箇所かカラビナを入れたコブを結び締め込んでいきます。
搬送は3人で行ない、2回メンバーを変えて搬送して講習を終了いたしました。雪崩事故はいつ起こるかわかりません。基本的には危険源に近づかないというリスク回避が一番重要かと思います。これからも毎週のように山スキーに出掛ける我々ですが危険に対する感受性を高め、無事故で山スキーを楽しみたいものです。参加者の皆さん大変お疲れさまでした。
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