今の飛び石連休に四年ごしのカクエクに登って今朝帰ってきました。当初八ノ沢出合に2泊の予定でしたが1泊2日で切上げ、残り2日を別な山に登ることにしました。写真は有名な八ノ沢カールです。
9/20苫小牧から道央道経由道東道へ。帯広JCT手前で八戸ナンバーのパジェロイオを追い越す。運転手がyoshiさんに似ていた。幸福駅で少し観光し登山口へ七ノ沢出合7km手前です。
日高を横断する道路として建設されたのでしょうが、青秋林道・奥産林道と同じ運命で工事が中断されたものである。税金の無駄使いで地元土建屋をただ潤しただけである。
七ノ沢出合からは札内川の河原歩きです。ずっと雨が降ってないようで水量が少ないです。途中両岸にピンクテープがあり、脇道が続いていて白神の西股沢のようです。ただ川幅がかなりあります。
八ノ沢の出合テン場です。すでに2張りテントが張られています。我々が到着後福井からのご夫婦と北見の単独者が来られた。北見の方は一人でビールのロング缶8本程持ってきているとのこと。体力がありそうです。焚き火を囲みながら歓談したらO寺さんと知り合いの方でした。世の中狭いものです。
翌朝も晴れました。他のパーティーは5時前に出発し、我々が一番遅いスタートでした。三股までは時々脇道を使いながら進みます。振り返ると札内川の対岸の山々が聳えています。
三股で先行者が見えます。周りの岩壁に圧倒されます。
ここから八ノ沢カールまでがキツイ登りとなります。滝・岩のトラバース・ルンゼ状のガレ等々なかなかカールに辿り付けません。ロープがフィックスされていますが心もとない代物です。先行したパーティーに追い付きましたが皆さん渓流シューズでスパイクタビは我々だけです。カールから頂上までは登山靴に履き替えるようです。
ようやく辿り付いた八ノ沢カールです。昭和45年福岡大パーティがヒグマに襲われた場所です。テン場として使用されているようですが、荼毘にした岩も散見でき気持ち的に暗くなってきます。
福井のご夫婦です。さすがカムエクに来る位ですので体力があるようです。
少し紅葉し始めています。まだ視界がありますが、稜線に出たらガスってきました。
稜線の岩場にウラシマツツジが色づいて鮮やかです。
振り返って見るとピラピッド峰がガスの中から時々見ることができます。風も強くなり上部の狭い稜線歩きは緊張いたします。
カムエク頂上まではニセピークが何箇所もあり、その都度ガッカリしながら登り最後は平場に盛り上がった頂上がありました。標識もない三角点だけの寂しいピークでした。八ノ沢出合に2泊の予定でしたが1泊に切りあげ、3日目以降を有効に使うことにする。2日目は12時間行動に近く、帰りの林道でスタミナが切れ相棒に付いて行けなくなる程でした。残り2日の山行は明日以降アップ予定です。
タイム 9/20 登山口12:35~七ノ沢出合14:10~八ノ沢出合15:50
9/21 八ノ沢出合5:20~三股7:10~八ノ沢カール8:25/8:35 ~山頂9:45/10:00~八ノ沢カール11:00/11:10~八ノ沢出合13:30/14:30~七ノ沢出合15:44~登山口17:10