例年なみの積雪だった鳥海山
毎年恒例の鳥海山での山スキー納めをしてきました。今回は参加者が少なく5名でこじんまりと楽しんできました。25日の深夜祓川ヒュッテに入り、26日強風下の中七高山を目指す。雪は少ないという情報もあったが例年なみの積雪で問題なくスキー登行できました。
今回はスプーンカットもほどんと無く、雪質も良いザラメで滑りが期待できます。
ガスに巻かれるとコース確認が極端に難しい山なので要所々にはルート旗をセットして登ります。
氷の薬師付近ですが、時々七高山のピークが見えます。でもこれから上はガスが下降してきて視界の利かない中、急斜面を喘ぎながら登ります。
七高山は強風がゴーゴーとして長居はできず、昼食は七ツ釜避難小屋で摂ることですぐに滑降に入る。濃いガスの為、ルート旗もなかなか見つけられない状況で神経を使う。氷の薬師付近まで降りると視界が利くようにな り、避難小屋でゆっくりして祓川に下山する。
祓川から大清水小屋に車で移動中、道端にミツガシワの群落が見られました。
百宅部落から林道に入りますが、今度は車の前を小熊が横切って行きました。びっくりしました。たぶん母熊も近くに居るのでしょう。
注意しながら走り道端を見るとサンカヨウがやはり群生していました。大清水小屋にはすでに先客が2組入っており、我々は避難小屋の2階を陣取ることにする。布団・毛布もあり快適そのものでした。夜は1階の東京グループと交流会をするが、青森の日本山岳会メンバーのことを知っておられて大いに盛り上がり、予定の就寝時間をオーバーしてしまいました。
そして本日は朝6時出発の予定で4時半に起き、準備をしていたら大雨が降ってきたので登りは中止してまたシュラフに入る。8時過ぎに小屋を後にするが、また林道で昨日の小熊とまた遭遇してしまう。なんとタイミングがよいことか。 鳥海荘で温泉に入り、雄勝経由で帰八いたしました。